一般社団法人不動産競売流通協会（ＦＫＲ）は、２０１８年９月２０日より
不動産をインターネットでオークションする「ＦＫＲ不動産オークション」を開始する。
　・弁護士、司法書士、税理士などの士業が抱える案件を中心に出品される予定。
　・不動産事業者や個人からの出品も受け付ける。
　・出品料は無料。
　・入札の際は物件ごとに保証金の納付が必要であり、落札された場合、出品者は
　　手数料として落札金額の３％もしくは１５万円の高いほうを支払う。
　・落札後は、FKR会員の宅建業者が業法に則って手続きする。

初開催となる今回出品予定物件は、関東屈指の温泉リゾートに所在する区分
マンション、東京23区の飲食店可能な居抜き物件など。
主な出品者は弁護士、司法書士、税理士などを予定。
２０日からウェブサイトで出品物件の閲覧が可能となり、物件により内覧会も開く。
閲覧期間2週間の後、1週間の入札期間を設ける。

■ＦＫＲ不動産オークション設立の背景■

ＦＫＲは一般の市場、競売不動産市場の他に、不動産オークションを第三のマーケットと位置付け、
通常、不動産は一般の市場で取引されるが、期限までに現金化したい物件、一般消費者に向かない物件、
債務整理案件などは、内々で取引されることも多くあり、そのような物件は売主に不利な状況となってており、
ＦＫＲ不動産オークションはそのような物件に焦点を当て、多くの購入希望者が物件を検討できる
入札形式のマーケットを創ることになった。（会員限定のクローズドオークションもある）