東京オリンピック開催を控え、都心部の地価上昇への期待を背景に、
アジアの富裕層などが投資を目的に東京のマンションを買うケースが増えています。
新築物件が建設費の高騰で値上がりして契約率が低下する一方で、外国人投資家などが購入に動き、
都市部を中心に割安な中古物件を検討する人が増えています。
外国人投資家らが都心部で購入したマンションを賃貸して収入を得るほか、将来の売却を視野に入れた動きがみられます。
為替円安で日本物件を買いやすくなったこと、台湾や香港では不動産の価格高騰で投資のチャンスが減少していること、
これまで投資先だった中国も従来のような利回りは期待できないこと、
などの経済事情が外国人投資家の都心マンション購入行動に影響しています。
■2014年8月に国交省が発表した海外投資家の投資先としての日本の評価
・不動産市場の規模 45.9%
・不動産投資関連制度の安定性 41.5%
・不動産投資リスクの水準 40.2%
・不動産市場の流動性 39.9%
・不動産市場に商品の多様性 18.1%
・税制優遇等の充実度 11.7%
日本を除くアジア諸国との比較では、「不動 産投資関連制度の安定性」で日本の評価が高く、
総じて市場成熟度への評価が高い結果となっています。
■投資対象
・実物不動産 62.7%
・私募ファンドへの投資 27.5%
・不動産を裏付けとする債権 23.5%
・JーREIT 17.6%
この結果からも、外国人投資家が実際に不動産を購入している実態がみえます。
アビックでは、在留資格・永住権のない外国人の方を対象に日本の不動産の購入資金を融資いたします。
詳しくは「外国人向けローン」をご覧下さい。